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かき氷機「初雪」復元 その1

夏の風物詩、かき氷。うちの近所にかき氷専門の氷屋があって、手回しのかき氷機で作ってくれるふわふわのかき氷が有名。夏の暑い時期にはいつも行列ができている。そこの氷屋のかき氷機の、あの鋳物の鉄でできた質感と、昭和のデザインなんかがずっといいなと思っていた。

そうこうするうちに、見つけたのがこれ。思わず衝動買いしてしまった。今の製品にない造形。手の込んだ曲線で持ち手やカバーが作ってある。この鋳鉄のずっしりとした質感。すばらしい。字も右から左に書いてある。今のものはプラスチックと単純な曲線になっていて、この当時のものはコストもあってなかなか作れないんだろうなとしみじみ。

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この製品は今でも後継機種が作られていて、そのメーカーに写真を送って製造年を問い合わせてみた。その日のうちに返信が返ってきて、すぐに調べてくれたみたい。「古いもので資料がなくわからない。多分1950年代のものではないか」とのこと。こういうメールにも丁寧に答えてもらえるというのが、この製品が名機として長生きしている理由かもしれない。先方も忙しいのにこんな問い合わせをして申し訳ないと思いつつも、嬉しかった。

この機械、全体的にサビサビ。一部塗装は残っていて当時の色合いなんかは想像できる。この風合いと貫録を生かしたいと思いつつも、そのままこれでかき氷作っても家族には食べてもらえないかなと思い、塗装も新たに全部やり直すことにした。

分解

まずは、全体をばらすところから。構造は単純なんだけど、いたるところで錆びついていてボルトやネジがまわらない。マイナスドライバーで力いっぱい力をかけてなめてしまったところも何か所か。556をかけてみたり、金槌でたたいてみたり、

一番困ったのが足と底面をとめているマイナスのネジ。力をかけて回したときにスッと力が抜けて、ネジ山をなめてしまった。長い年月でネジと本体がサビで固着していて、随分固くなっている。これだけ固いとマイナスのネジ頭だと耐えられないみたい。もうこうなると、どうにもこうにも進めない。工具箱をガラガラ探して、出てきたのがウォーターポンププライヤー。こいつでねじ頭をつかんで、思いっきりはさんでぐいっとやると何とか回った。ボルトの幹を折りそうで怖かったが何とか。もう、汗でTシャツがべっとり。

それでも、とうしても回らないものが一つだけあった。マイナスのネジ頭もなめてしまい、プライヤーで頭を挟んで回しても空回り。もう、このネジはあきらめることにして、本体から抜くことを最優先に。ネジ頭を鉄ヤスリで削って面をつくり、その面をプライヤーでつかんでまわした。この作戦は大成功。固かったネジも何とか外れてくれた。
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外してみたはいいけど、このネジの代替はあるんだろうか。ネットで調べてみると、同じように古い初雪を分解している人がいて、そのサイトによればこの年式の初雪に使われていたのはインチネジとのこと。ネットでインチネジの規格表があったので、ピッチと径を測ってみるとたしかにぴったりのものがあった!早速、ネットで注文。昔は合うネジがないと、現物もって金物街にバイクでいったんだけど、今の世の中は便利になった。(後日、届いたものをねじ込んでみるとぴったり!正解だった。)

仕事から帰ってきてこつこつやって、2日がかりで各パーツに分解できた。

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