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Logicool C310でのオートガイド(その3)

前回の記事で、ロジクールのウェブカメラC310を分解してオートガイド用にカメラマウントに取り付けられるように工作した様子をまとめました。今回はこのカメラで実用に足りるかどうか実験してみた。

まず、星をカメラがとらえられるかどうか。もっていたCanon EF70-200mm F4に試作ウェブカメラを取り付けてモニタ用ソフトで画面を確認しながら空に向けてみた。ピントはレンズのピント位置目盛りを無限大に合わせた。運良くシリウスが窓から見える位置に昇っていたのでシリウスで実験。

2~3分くらい頑張って、なかなか入らないので、ウエブカメラでは星は暗すぎて写らないのかなと諦めかけていたところで画面に白い線が一瞬横切った。どうやら視野がすごく狭いのでなかなか入っていなかったらしい。白い線が横切った角度あたりで何回か振ってみて、めでたく画面の中に導入できた。感動。

まずは70mmからはじめて、200mmまで拡大してもちゃんと像になってくれていたので大丈夫そう。シリウス以外にもオリオンの三つ星で試してみたけど下の写真のように画面に出てくれた。画面に写ってるのは三つ星の真ん中の星(ε星)。UFO型なのはレンズを手持ちにしたため。ちゃんと固定できる方法を考えないといけない。ε星は2等星(1.68等星~1.71等星)らしい。

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ヤフオクで実験用に買ったDL MACRO 70-300mm 1:4-5.6に変えても暗いけどシリウスなら大丈夫そうだ。ただ、シリウスがいつも使いやすい位置に昇ってるわけではないので、どのくらいの等級までなら使えるか調べる必要がある。あと、使ったソフトが試作ベースのカメラ制御&キャプチャソフトなので、オートガイドソフトでも使えるか確認する必要がある。

あと、導入にとても手間取ったので画角の計算をしてみた。こちらのサイトに計算方法が書かれていて、こちらあたりで答え合わせができる。

EOS Kiss X4の場合、センサーのサイズは22.3×14.9mm
→70mmの場合、垂直画角12.15°
→720mmの場合、垂直画角1.19°

C310の場合、センサーのサイズは不明。既に接着してしまったので外すのもできない。外から見ただいたいの寸法で近そうなもので5.2x2.9mm。このサイズだと、
→ 70mmの場合、垂直画角2.37°
→ 200mmの場合、垂直画角0.83°

2.37°の垂直画角は35mm換算で焦点距離約850mm相当とのこと。どうりで視野に星を導入できないはずだ。

次に、1ピクセルあたりの画角を計算してみた。EOS Kiss X4を焦点距離720mmの主鏡に、C310を焦点距離200mmの望遠レンズに取り付けた場合を想定して計算した。

 EOS Kiss X4:画素数5184x3456
  → 縦方向だと1ピクセルで14.9mm÷3456=4.3μm
  → 焦点距離720mmでの1ピクセルあたりの垂直画角0.00034°
 C310:画素数1280x720
  → 縦方向だと1ピクセルで2.9mm÷720=4.0μm
  → 焦点距離200mmでの1ピクセルあたりの垂直画角0.00115

だいたい、1ピクセルあたりの画角がC310+200mmの場合、X4+主鏡720mmの3~4倍の画角になるらしい。ガイド中にC310で1ピクセル動くと、X4で4ピクセル動くことになる。このくらいの数字だと、ネットにある作例の数字にだいたい合っているのでよさそう。

さて、C310でシリウスならガイドできそうというのがだいたいわかったところで、次のステップはこのあたりかな。
 ・ガイド+200mmの架台への固定
 ・ガイドで使えそうな星の限界等級探し
 ・マックに対応したガイドソフト探し


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