MacBook ProでUbuntuのUSBブート
MacBook ProでUbuntuが動くという記事をみて、さっそく使ってみたくなった。
ただ、MacOS以外の得体の知れないものは入れたくなかったので、気が向いたときだけサクッとさして使えるように、余ってたUSBドライブでUbuntuがブートするように設定してみた。
USBドライブはハードディスクでもいいし、USBメモリでもつかえる。容量はクリーンインストールが終わった時点で2.3GB使っていたので、それ以上のサイズが必要だ。
インストールCDの入手・作成
Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD - Ubuntu 10.10をUbuntu Japanese Teamのダウンロードページから入手した。ファイル名は、「ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso」。MacOS上で、ダウンロードしたディスクイメージをアプリケーション→ユーティリティーにあるディスクユーティリティーでCDに焼きこむ。ディスクユーティリティを起動したらファイル→ディスクイメージを開くで、ダウンロードしたisoファイルを開き、ディスクを作成ボタンを押せば焼ける。
ダウンロードには時間がかかるので、平行してUSBドライブの下ごしらえをやると効率的。
USBドライブの下ごしらえ
【パーティション設定】
まず、インストールするUSBドライブのパーティション設定を行う。パーティションは二つで、一つめはrEFItというIntel MacのようなEFIを採用したマシン用のブートローダーのためのパーティションで、二つ目がUbuntu用のパーティション。
同じくディスクユーティリティーの画面から、USBドライブを選択し、パーティションのタブでボリュームの方式として2パーティションを選択する。ドライブ選択を間違うと中身を消してしまうので、ゼッタイにまちがえないこと!!。心配ならバックアップをとっておくこと。一つ目のパーティションはrEFItが入るだけの最低限の大きさのパーティションとする。30MB以上であればよい。
名前: rEFIt (なんでもいい)
フォーマット: Mac OS 拡張
サイズ: 30MB以上
2つ目のパーティションは、あとのUbuntuのインストールで消去するので何でもよい。
【rEFItのインストール】
パーティションができたら、rEFItを入れる。
rEFItのページから、最新バージョンをダウンロードする。解凍してできたフォルダの、「efi」というフォルダを、USBドライブのさっき作ったパーティション(rEFIt)にコピーする。コピーできたら、ターミナルで下のコマンドを打って完了。
# cd /Volumes/rEFIt/efi/refit # ./enable.sh
インストール開始!
UbuntuのインストールCDをドライブに入れ、Cボタンを押しながら電源を押すとCDからのブートが始まる。
立ち上がってすぐの「Ubuntuのインストールの準備」の画面では、「インターネットに接続されていること」が×になっているけど、気にせずに進む。
【Ubuntuパーティションの設定】
「ディスク領域の割り当て」の画面では、「手動でパーティションを設定する」オプションを選択する。
うちのシステムでは「/dev/sdb」がUSBドライブなので、このドライブにUbuntuを入れる。ドライブの選択を間違うとMacOS自体が消えてしまうのでゼッタイに間違えないこと!自信がなければやらない/バックアップをとってからやること!!
/dev/sdb1は、先ほどつくったrEFIt用のパーティション。タイプが「hfs+」となっていて、サイズが同じことを確認する。/dev/sdb2に何か入っているようだったら(「空き領域」でなければ)削除する。
/dev/sdbの「空き領域」を選択し、「新しいパーティションテーブル」を選択する。
パーティションのタイプ: 基本パーティション
サイズ: 任意 (2.4GB以上は必要)
利用方法: ext4 ジャーナリングファイルシステム (好みで)
マウントポイント: /
「OK」をおして前の画面に戻る。
ブートローダは先ほど作ったパーティション「/dev/sdb2」を指すようにする。
swapはお好みだけど、私はルートパーティションの中に後で作るのが好みなので、そのままインストール続行。
あとは、適当に選んでおけばインストールが進みます。終わればCDが出てきて、自動的に再起動します。
Ubuntuの起動
再起動するときは、一旦画面が消えますが、そのときに、Optionキーをおしながら起動するようにしてください。そうすることで、rEFItに入り、USBに入ったUbuntuのペンギンマークからブートができるようになります。あとは適当にOKでログイン画面まで進むはず。
Wifiの設定
Ubuntuのデフォルトのドライバは、一部のMacBook Proに搭載されているBroadcom社製のWifiチップに搭載されていないようだ。Broadcom社のHPに対応ドライバの作成方法が公開公開されている。
【ちゃんとしたやり方】
有線LANがあれば手順に従ってやればそれほど時間はかからないが、ネット接続がWiFiしかない状態でドライバをビルドしようとすると、ビルドに使うパッケージをダウンロード→パッケージのインストール→ドライバのコンパイルとなり、結構骨が折れる。(MacBook ProにUbuntuを入れようという向きには何でもないのかもしれないが。。。)
必要なパッケージ:
・build-essentialと
・linux-headers-<カーネルのバージョン> (たとえば、linux-headers-2.6.35-22)
・これらの依存しているパッケージ
これらのパッケージをUbuntuのパッケージのページにあるsearchから検索・ダウンロードする。アーキテクチャはインストールCDのアーキテクチャ(上述のやり方だとi386)と同じものを使う。
ダウンロードしてきたパッケージを以下のようにインストールする。このときに「あれが足りない、これが足りない」といわれるので、同じやり方でダウンロードしてインストールする。結構な数がある。
# dpkg -i build-essential_11.5_i386.deb
パッケージの準備が終われば、ドライバのソースを入手する。Broadcomのページから、32bitドライバ(アーキテクチャがi368の場合)を入手して、解凍、makeする。
$ mkdir hybrid_wl $ cd hybrid_wl $ wget http://www.broadcom.com/docs/linux_sta/hybrid-portsrc_x86_32-v5_100_82_38.tar.gz $ tar zxvf hybrid-portsrc_x86_32-v5_100_82_38.tar.gz $ make
うまくいけば、wl.koができているはず。
【手抜きのやり方】
Ubuntu 10.10 (i386) 用にビルドしたドライバを置いておくので、使って下さい。利用者の判断で。おかしくなっても責任はとらないのであしからず。
$ bunzip2 wl.ko.bz2
【WiFiドライバの設定】
ドライバができたら以下の手続きで設定する。干渉するドライバを停止して、ビルドしたwl.koをインストールする手順。
# rmmod b43 # rmmod ssb # rmmod wl # echo "blacklist ssb" >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf # echo "blacklist b43" >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf # modprobe lib80211 # insmod wl.ko # update-initramfs -u # cp wl.ko /lib/modules/2.6.35-22-generic/kernel/drivers/net/wireless/ # depmod -a
おわり
これで、一通りの機能が使えるようになっているはず。 質問があればコメント欄でお願いします。
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